2022.6.28

当院では、予防管理型歯科医院のプログラムの一環として、食生活指導を行っています。

その中で感じる事（特にお子さん）をつぶやいてみます。

”きちんと噛む事”

とても大切な事です。当然、噛まないより、きちんと噛む方が咀嚼も良いし、体にも良いに決まっていますよね。

さて、そこで噛む事はどのように良いのでしょう？

①唾液が出る→むし歯を予防できる

　1. 歯や粘膜の汚れや細菌を洗い流し、むし歯予防になります。
　2. 消化を助けます。
　3. アレルギーや発ガン性物質などを無害化します

②筋肉が働く　→　良い顔になる。

口の周りの筋肉は「目」や「頬」の筋肉とつながっています。

しっかり咬んで口を動かす、前歯で咬む、口を閉じる、ことによって顔の筋肉が発達して、「良い顔」へと導かれます。

③脳への刺激が行く → 脳の機能を活性化します

（１）記憶力や集中力を高めます

（２）肥満防止

（３）リラックス効

④骨が成長する → 歯並びが良くなります

６才までに顔面の骨の８０％が成長します。そのほとんどが頭と中顔面です。

残りの部分は１０才から下顎を中心に成長します。女子は１４才、男子は１７才くらいまで成長は続きます。よってこの成長時期に骨に栄養と発育刺激を与えることが大切です。
また、歯の根は顎の骨に埋まっています。上の歯の先は鼻の下までのびています。
咬むことによって顔の骨に直接力が伝わり、その刺激で顎が成長するのです。

 

”良く噛む事”ってとても大切ですね。皆さんも食事は急がずしっかり噛みましょう。